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工期について
現場が動き出すと、設計者の仕事は監理に変わる。 現場での主役はなんと言っても、現場監督であり職人たちである。 現場では、設計者の役割はグンと小さくなっている。 現場の主役は現場監督と職人衆たちだが、これが上手く動かないとどうなるか。 工期が遅れるのである。 今回の「ガラスの箱」の工期は、2004年の11月着工で、4月に完成予定であった。 ゴールデンウィークには、完成したガラスの箱で、一杯できるつもりだった。 しかし、未だ骨が立ち上がった状態である。 工事は進んではいるが、遅々とした進みで、完成の期日は見えない。 工期の遅れに対しては、監理者はほとんど為すすべがない。 ただヤキモキして電話で催促するのがせいぜいである。 請負者でもある現場監督の言葉によれば、今回は、ブロック職人の手配がつかなかったことらしい。 ブロック塀のように低いブロック工事は誰でもできる。 しかし、建築工事に使うような2メートル以上を積むとなると、ブロック職人も限られてくる。 しかも、最近はブロック工事が減ってきたので、ブロック職人がいなくなってしまったのだと言う。 当てにしていたブロック職人に仕事を断られてしまい、現場監督は新たなブロック職人を求めて駆けずり回ったらしい。 予算との絡みもあるので、言い値でやってもらうわけにもいかず、現場監督は頭を抱えたという。 そこで、基礎工事をやってくれた職人を拝み倒して、ブロック工事を始めたらしい。 このとき、すでに1ヶ月近くが過ぎてしまっていた。 建築工事において、建築主との約束で、守らなければならないものが2つある。 1つは予算、もう1つは工期である。 最初に契約する時には、施工者は完成時期を約束するのである。 工期が守れずに、完成時期が遅れると、通常は違約金をとられる。 建築主が変更に次ぐ変更をしたような場合は、工期も守れないだろうが、通常は予定時期には完成するものである。 今回の施工者は、土地を譲ってくれて人の親戚と言うことで、特命で決まっており選択の余地がなかった。 それでも、工期の遅れに監理者も責任を感じる。 約束どおりの時期に仕上げて欲しい。 施工者に何度も電話を入れるが、現場は遅々として進まなかった。 建築主はと言うと、悠然と構えており、工期の遅れなど大したことではないと言った風なのだ。 おかげで、いくらか気は楽になるが、それでもゴールデンウィーク明けから、大車輪で工事を進めよう。(2005.05.03) |
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| 「タクミ ホームズ」も参照下さい | |||||