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構造計画 匠研究室では、住宅系の建物には鉄骨造を使うことは少ない。 というのは、鉄骨造は設計の自由度は高いが、揺れとか断熱などの問題を解決するには、木造に比べて費用がかかる。 そのため、30〜40坪程度の専用住宅では、木造を採用することが多い。 しかし、今回は、鉄骨造しか選択の余地はなかった。 |
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鉄骨造でも、平屋だから選択できる構造だろう。 つまり、下図のように基礎の中に、鉄骨の柱の根本を埋め込んでしまう。 すると鉄の柱は、コンクリートの基礎に支えられて倒れなくなる。 つまり、大地の中に何本か柱を埋め込んで、それぞれの柱を自立させるのである。 すると、柱のうえに薄い屋根を乗せれば、構造体が完成する。 |
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大地に寝ころぶ家の母屋は、鉄骨に決めた。 しかし、水回りのほうは、木造にするかブロック造にするか迷った。 浴室部分にはブロックを使わざるを得ないので、結局全部ブロック造にして、屋根はデッキプレートという鉄製の折り板を乗せた。 ブロック造の場合、屋根スラブはコンクリートにしなければならない。 しかし、屋根にコンクリ−トを使うと、屋根のためだけにコンクリ−トを打設しなけれならず工事費がかさむ。 そこでブロックの頂上部に鉄骨をまわして、デッキプレートに緊結して水平剛性を確保することにした。 デッキプレートだけでは暑いので、その上には100ミリの断熱材を敷く。 |
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「タクミ ホームズ」も参照下さい |