幸いなことに重大な麻痺も残らず、ほんとうに軽い脳梗塞でした。でも、自分では気が付かないおかしなところがあるかもしれません。匠雅音が、ベッドの上で過ごした11日間の記録と、その後日談です。
 脳梗塞という言葉はよく聞きますが、たいていの人は「まさか自分が・・」と思っているのではないでしょうか。ボクももちろんそうでした。だから初期症状が出ても脳梗塞とはまったく気が付きませんでした。
 脳梗塞に襲われたときに「あっ、これはやばそう」と疑えるように、出来るだけ細かく当時を思い出してみました。脳梗塞の治療は、ある意味時間との勝負になります。人により症状は異なるでしょうが、イザというときのために脳梗塞の初期症状がどんなものか知っておいても、決して損はないと思います。

2007年6月19日(木)

−退院後 第5回− 夕方の薬をやめることに

 去年の8月9日に脳梗塞を発症した。
 それからほぼ10ヶ月がたった。

 後遺症らしきものは、まったくと言っていいほど残らず、他人が見たら脳梗塞をやったとは信じられないだろう。
 友人たちも以前と変わらないと言ってくれるし、自分の行動も病気の影響はないと言っていい。仕事も以前と変わらなくやっている。運動は水泳に加えて、テニスを始めた。欲望を抑えているのは、お酒の量が減ったくらいである。

 脳梗塞の怖さは、なかなか死なないことだ。しかも、大きな後遺症を残すことが多い。半身不随、言語障害などなど、日常生活に大きな支障がでる。それだけではない。食べることができなかったり、下の処理が自分でできなくなる。

自分で自分の身体が始末できずに、他人の世話にならなければ、生活ができなくなる

 自分が死ぬだけならまだしも、他人の厄介になるのは、なかなかに辛い。要介護にならないためにも、身体の管理には、気をつけ始めた。1ヶ月に1度は、定期検診に病院がよい。処方された薬は、決められた時間に飲む。血圧は毎日の朝晩に、きちんと計る。

 節制した生活を続けてきたせいか、上が130台、下が70台と、血圧は安定してきた。とりわけ注意を要する朝の血圧は、上が130以下で、下は70台と、ほぼ理想の数字を維持している。夜も上が150を越えることはない。

S医師と相談のうえ、夕方の薬をやめることにした

 昼に飲む薬は、すでにやめていたので、薬を飲むのは朝だけになった。
  バイ・アスピリン 100mg
  ルメテック 20mg
 血圧のスコアーを付けはじめて、すでに7年以上たった。血圧の上下には季節性があるので、これでしばらく様子を見る。